【患者】60代前半、男性
【既往歴】(-)
【主訴】右肘を曲げると途中で止まってしまう、無理に曲げようとすると痛みが出る。
【現病歴】約1年前に腕立て伏せのやり過ぎで右肘関節痛を発症した。近医整形外科、専門病院を受診しリハビリを行うが改善がみられないため、約5ヶ月前に手術を行う。術後、屈曲制限が残存し現在もリハビリ中。病院のリハビリでは右肘関節可動域(以下、ROM)自動屈曲-35°から-20°の範囲で消長を繰り返している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半、男性
【既往歴】(-)
【主訴】右肘を曲げると途中で止まってしまう、無理に曲げようとすると痛みが出る。
【現病歴】約1年前に腕立て伏せのやり過ぎで右肘関節痛を発症した。近医整形外科、専門病院を受診しリハビリを行うが改善がみられないため、約5ヶ月前に手術を行う。術後、屈曲制限が残存し現在もリハビリ中。病院のリハビリでは右肘関節可動域(以下、ROM)自動屈曲-35°から-20°の範囲で消長を繰り返している。
続きを読む【現症】右肘関節ROM自動屈曲-30°、他動屈曲-20°で痛みの為制限あり。
【施術と結果】本症例は約5ヶ月前の右肘関節手術後から続く右肘関節屈曲制限を訴えているが、急性の外傷ではなく慢性的な痛みである事から痛みの原因は筋緊張による血行不良と推察した。
他動屈曲時に痛みが発生する位置を指示で示してもらい、同部位周辺を触察したところ、右上腕二頭筋外側に肘関節から上腕中央部まで長さ約10㎝、幅約5㎜の筋緊張を確認した。
同部位に約2分施術し筋弛緩を確認した結果、右肘関節他動屈曲の痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。効果があった事から同部位に約10分施術したところ、右肘関節ROM自動屈曲-15°、他動屈曲-5°となり、痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
「人から勧められて来たけど、もっと早く来れば良かった」と喜んでいただけた。