【患者】60代後半 女性
【主訴】左の親指を曲げると痛い。
【既往歴】-
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代後半 女性
【主訴】左の親指を曲げると痛い。
【既往歴】-
続きを読む【現病歴】2週間ほど前に、手のセルフマッサージとしてゴルフボールを手掌に押し当てたまま荷重して転がし、その翌日から左母指指節間関節(以下、IP関節)の運動痛を発症した。
【現症】左母指IP関節自動屈曲時に左母指中手指節間関節(以下、MP関節)掌側に運動痛あり。同部位周辺に軽度の腫脹あり。熱感・内出血は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、2週間ほど前から左母指IP関節の運動痛を訴えており、患部周辺に軽度の腫脹が確認されたため、前腕部の筋緊張を緩和することにより運動痛が軽減されると考えて施術をした。
はじめに、左前腕掌側遠位1/3中央から約1cm橈側の筋緊張部位に約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左母指IP関節自動屈曲時の運動痛は10から5(NRS改変)となった。引き続き、同部位周辺に約3分施術し筋弛緩を確認した。その結果、左母指IP関節自動屈曲時の運動痛は10から0(NRS改変)となり消失した。
痛くなくなった、と不思議そうな面持ちだった。