【患者】50代前半 女性
【主訴】10年程前に右肩が五十肩になってから、腕を上げようとしても痛くて上まで上がらない。
【既往歴】-
【現病歴】約10年前に右肩関節に五十肩を発症。当時は右肩関節可動域(以下、ROM)は自動で約45°程度しか外転動作ができなかったが、時間の経過とともに症状が緩和したものの、右肩関節屈曲、外転動作で右肩関節周辺に痛みが生じ、ROM制限が残存している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】10年程前に右肩が五十肩になってから、腕を上げようとしても痛くて上まで上がらない。
【既往歴】-
【現病歴】約10年前に右肩関節に五十肩を発症。当時は右肩関節可動域(以下、ROM)は自動で約45°程度しか外転動作ができなかったが、時間の経過とともに症状が緩和したものの、右肩関節屈曲、外転動作で右肩関節周辺に痛みが生じ、ROM制限が残存している。
続きを読む【現症】右肩ROMは自動で屈曲約130°、外転約160°で痛みによるROM制限を確認。
【施術と結果】本症例は、右肩関節に痛みによるROM制限が有り、約10年間に亘りROM制限が継続していることから、右肩関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、右肩ROM屈曲約130°肢位で右肩関節周辺を触察したところ、右大胸筋周辺に筋緊張を確認した為、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認。結果、右肩ROM自動屈曲約130°での右肩関節周辺の痛みは10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMは自動で屈曲約180°とROM制限は確認できなくなった。
次に、右肩ROM外転約160°肢位で右肩関節周辺を触察したところ、右大円筋周辺筋緊張を確認した為、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、右肩ROM自動外転約160°での右肩関節周辺の痛みは10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMは自動で外転約180°とROM制限は確認できなくなった。
主訴である右肩ROM制限が消失した為、残りの時間は再発防止の為に腰部に緩消法を施術し終了した。
長期に亘り悩んでいた右肩関節の痛みによるROM制限が一度の施術で消失したことで、大変お喜びいただいた。