【患者】80代後半 男性
【主訴】1ヶ月前から右足甲の外側が痛い。
【既往歴】難聴
【現病歴】約1ヶ月前から重たい荷物を運んだ後、突然、右足甲の外側周辺に疼痛発生。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代後半 男性
【主訴】1ヶ月前から右足甲の外側が痛い。
【既往歴】難聴
【現病歴】約1ヶ月前から重たい荷物を運んだ後、突然、右足甲の外側周辺に疼痛発生。
続きを読む【現症】安静時痛あり。歩行時も痛みが生じる。
【施術と結果】本症例は約1ヶ月前に数時間に亘り、重い荷物を運ぶ作業をした後で右足に違和感が発症し、その後強烈な冷えと痛みの症状が発生した。
触察にて腹部全体と右鼠蹊部に強い筋緊張を確認できた。本症例は重い荷物を運ぶ作業を発端に腹部全体が長期間かけて筋緊張したことで鼠径部を筋緊張させ、今回長時間の立位で更に鼠径部の筋緊張を悪化させたことにより、下肢への血行不良が発生し右足の甲に痛みが発生したと考えた。
先ず、緩消法で右側の上前腸骨棘の内側を筋弛緩させていき、約5分かけて施術を行った。主観で痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。とご報告を受けた。
効果があったので、同部位にさらに5分施術を行った。結果、痛みが10から4(NRS改変)と小さくなった。
次に、真上を上った腰部の側面に5分施術を行い、結果、痛みが10から2(NRS改変)と小さくなった。
痛みがだいぶ軽減したので、「歩ける!」と大変喜ばれた。残りの時間も腰部の弛緩に時間を費やした。