【患者】80代前半男性
【主訴】朝起きたら親指と腕が冷えて痛い。
【既往歴】高糖血症(約20年)
【現病歴】前日は症状がなく、起床時右前腕から母指にかけて冷えと痛み発生。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代前半男性
【主訴】朝起きたら親指と腕が冷えて痛い。
【既往歴】高糖血症(約20年)
【現病歴】前日は症状がなく、起床時右前腕から母指にかけて冷えと痛み発生。
続きを読む【現症】右前腕前面遠位1/2周辺部から右母指に運動痛はあるが可動域制限なし、主観で冷えを感じるとの事。
【施術と結果】本症例は、何の誘因なく症状が発現している為、前腕から母指周辺部の血行不良が要因の一つと推測し、その原因として腰部筋群の緊張であると考えた。
先ず、母指球の筋緊張に対し緩消法を約30秒行い、次に右前腕部前面の母指屈筋周辺部の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から0(NRS改変)に消失した。冷えは主観で減少し5割となった。続けて前腕部前面の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。冷えは主観で消失した。
再発予防として、腰部筋群の筋緊張に対し緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。施術前より押圧深約0.5cm深部弛緩し、その日の施術を終了した。
早く来て良かったとお喜びいただいた。