【患者】70代後半、女性
【主訴】常に両足が圧迫される感じがして、歩くと痺れが酷くなり数分も歩けない。
【既往歴】骨粗鬆症
【現病歴】約5年前に転倒し腰部を強打し約3ヶ月間立ち上がれずに寝込んだ後で、両下肢に常時圧迫感を感じるようになり、歩行をすると圧迫感が酷くなり痺れが発生し歩けなくなる。10箇所以上様々な治療法に通ったが改善は見られず現在に至る。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半、女性
【主訴】常に両足が圧迫される感じがして、歩くと痺れが酷くなり数分も歩けない。
【既往歴】骨粗鬆症
【現病歴】約5年前に転倒し腰部を強打し約3ヶ月間立ち上がれずに寝込んだ後で、両下肢に常時圧迫感を感じるようになり、歩行をすると圧迫感が酷くなり痺れが発生し歩けなくなる。10箇所以上様々な治療法に通ったが改善は見られず現在に至る。
続きを読む【現症】両下肢全体に安静時や就寝時も圧迫感を感じている。10秒以上の歩行で圧迫感や痺れが悪化しそれ以上は歩行困難となる。腰部に筋緊張が確認でき、腰部押圧深は両側とも約1cmだった。
【施術と結果】本症例は、安静時に両側下肢の圧迫感があり、歩行で圧迫感の悪化と痺れが発生しそれ以上歩行困難となる。腰を強打し3ヶ月寝込んだこともあり、腰部の筋緊張による下肢全体の血行不良が要因と考えた。
先ず、緩消法で第3腰椎高位の腰部側面から施術を開始し、約5分で腰部押圧深は約2センチまで軟かくなったが、その時点では患者の主観による症状の変化は感じられなかった。
引き続き同箇所を合計で約30分施術を行い、腰部押圧深は約3センチまで軟かくなった。本人の主観として立位時の圧迫感と痺れに変化は確認出来ずにその日は帰宅した。
後日連絡を頂き、帰宅後に改善が見られ普段では出来ないような行動が出来るようになり驚いていると報告を頂いた。