【患者】10代後前半 男性
【主訴】 左太腿の裏が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】一昨日、サッカーの試合中に相手と競り合い中に左大腿部に痛みが発生した。試合後から痛みが増し、翌日には荷重時の痛みが強くなった。歩行は可能だが走れない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代後前半 男性
【主訴】 左太腿の裏が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】一昨日、サッカーの試合中に相手と競り合い中に左大腿部に痛みが発生した。試合後から痛みが増し、翌日には荷重時の痛みが強くなった。歩行は可能だが走れない。
続きを読む【現症】左大腿後面の痛み。腰部左側の筋緊張。
【施術と結果】本症例は、左大腿後面の荷重時痛を訴えており、激しい運動が起因になっていることから筋の損傷も考慮し目視・触察をおこなったが、熱感や腫脹は確認できなかったことから、要因は筋緊張による血行不良と推測した。
左大腿後面の筋緊張部位を触察した際に、痛みが激しく、触れられることを嫌がっていたことや、腰部や鼠径部周辺にも筋緊張が顕著に確認できたため、腰部の筋弛緩で症状の軽減が出来るのではないかと推測し、腰部から施術を行うこととした。触察にて、腰部側面より押圧深約2cmの筋、第4腰椎高位の棘突起より左に約5cmの腸骨稜上縁の筋に筋緊張を確認した。
先ず、腰部側面の筋に緩消法を約2分施し、押圧深約3cmとなり、痛みを確認すると左脚荷重時の痛みは10から8(NRS改変)となった為、押圧深約5cmになるまで施術をおこなった。結果、痛みは10から6(NRS改変)となった。
これ以上の変化に期待が持てなかった為、次に腸骨稜上縁の筋に対して施術を試みることとした。
約5分緩消法を施し、第4腰椎高位の棘突起より左に約3cmの位置まで筋弛緩を行った結果、左脚荷重時の痛みは10から0(NRS改変)となった。大腿後面を触察しても痛みは感じず、嫌な感じもしないと仰られておりました。
患部に触れることなく、痛みの解消が出来た症例でした。