【患者】50代前半、男性
【既往歴】-
【主訴】20歳の時、バイト中にぎっくり腰になってから毎年2回ぎっくり腰になる。
【現病歴】20歳の時に初めてぎっくり腰を発症。以後1年に2回ぎっくり腰が起きている。3日前にぎっくり腰になり、立ち上がれるようになったため当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半、男性
【既往歴】-
【主訴】20歳の時、バイト中にぎっくり腰になってから毎年2回ぎっくり腰になる。
【現病歴】20歳の時に初めてぎっくり腰を発症。以後1年に2回ぎっくり腰が起きている。3日前にぎっくり腰になり、立ち上がれるようになったため当院受診された。
続きを読む【現症】安静時は痛みが軽減する。どんな動作をしても痛みが悪化しそうな感じがあり、日常生活は困難に感じるとのこと。
【施術と結果】本症例は30年以上繰り返しているぎっくり腰であり、3日前に発症したとのことであるが、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、腰部全体の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える第4腰椎高位で右外方に約8cmの部位を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から6(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約5分弛緩したところ、安静時の痛みが10から3(NRS改変)となり、胸腰部屈曲・伸展、右回旋・左回旋、右側屈、左側屈動作いずれも可能となった。
次に、第4腰椎高位で右外方に約8cmの部位の筋緊張を誘発すると考えられる腰部側面の筋緊張に施術を移行した。腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法にて約15分弛緩したところ、安静時の痛みが10から0(NRS改変)となり、終了した。
「動けるようになってうれしい。早く来てよかった。」と笑顔で帰路につかれた。