3年前に出現した腰痛が一度の施術で改善した例

【現症】日常生活における、胸腰部可動域制限は確認できないが、安静時はある。約1年前から立位時に第3腰椎高位で左外方へ約7cm周辺に痛みが出現する。

【施術と結果】本症例は、約1年前から悪化傾向にある腰痛を訴えているが、触察により熱感や腫脹が確認できないことから、一つの要因として腰部側面の筋緊張による血行不良であろうと考えた。

　 まず、触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、同部位周辺に緩消法を約5分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、立位での痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。変化が確認できたため、同部位周辺に緩消法を約3分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、立位での痛みは10から3(NRS改変)と小さくなった。変化が確認できたため同部位周辺に緩消法を約5分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、立位での痛みは10から0(NRS改変)と消失した。

　残りの時間は再発防止のため、腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約20分施術し、筋弛緩を確認し施術を終了した。

「痛みがとれて腰が軽くなった。このまま元気に走り回れそうですね。」と表情が明るくなって安心した様子で笑顔で帰路につかれた。