【患者】80代前半 女性
【主訴】10年以上前から右肩が上がらなくて、これが当たり前だと思って生活している。
【既往歴】ー
【現病歴】10年以上前に右肩関節に痛みによる可動域(以下、ROM)制限が生じた。近医整形外科を受診し、右肩関節周囲炎と診断されリハビリ加療を受けるも、右肩ROMに改善は見られず現在に至る。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代前半 女性
【主訴】10年以上前から右肩が上がらなくて、これが当たり前だと思って生活している。
【既往歴】ー
【現病歴】10年以上前に右肩関節に痛みによる可動域(以下、ROM)制限が生じた。近医整形外科を受診し、右肩関節周囲炎と診断されリハビリ加療を受けるも、右肩ROMに改善は見られず現在に至る。
続きを読む【現症】右肩ROMは自動で屈曲約75°、外転約45°で痛みによるROM制限を確認。安静時痛は無し。
【施術と結果】本症例は、誘因無く右肩関節に痛みによるROM制限を発症しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、右肩関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、右肩関節周辺を触察したところ、右大胸筋周辺に強い筋緊張を確認した為、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、右肩ROMは自動で屈曲約90°、外転約75°と大きくなった。
次に、再度右肩関節周辺を触察したところ、右大円筋周辺に強い筋緊張を確認した為、緩消法を約4分施術し筋弛緩を確認。結果、右肩ROMは自動で屈曲約100°、外転約90°と大きくなった。
右肩関節外転動作で右三角筋前部線維周辺に最も痛みを感じると訴えた為、触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、右肩ROMは自動で屈曲約120°、外転約100°と大きくなった。
次回来院した際、「前回ここに来た翌日に、朝起きて肩を動かした時に痛くなくてびっくりした」と笑顔でお話しいただいた。