【患者】60代後半 女性
【主訴】首や肩の凝りはもう10年くらい前から続いていて首は痛みもある。
【既往歴】ー
【現病歴】頚・肩凝りは10年程前から慢性的にあり軽度ではあるが痛みも伴っていた。片頭痛も時々発現し、その際には市販の鎮痛薬を服用し定期的に整体やマッサージ店を利用していた。3ヶ月程前から悪化傾向になり当院に来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代後半 女性
【主訴】首や肩の凝りはもう10年くらい前から続いていて首は痛みもある。
【既往歴】ー
【現病歴】頚・肩凝りは10年程前から慢性的にあり軽度ではあるが痛みも伴っていた。片頭痛も時々発現し、その際には市販の鎮痛薬を服用し定期的に整体やマッサージ店を利用していた。3ヶ月程前から悪化傾向になり当院に来院された。
続きを読む【現症】初回来院日は片頭痛は確認できなかったが、左右の僧帽筋辺りに肩凝り症状と頚部の凝り感並びに伸展時に頚部右側に運動痛が認められた。頚部の可動域制限は認められない。左右差があり右側優位である。
【施術と結果】本症例は10年程前からの慢性的な頚・肩凝りが悪化傾向にある事を訴えられている為、筋緊張による血行不良であろうと考えた。また、頚部痛に於いては、伸展時に頚部右側に痛みを訴えている事から筋の癒着の可能性があると考察し、施術を開始した。
先ず、肩凝りを一番感じる箇所を指差してしただくと右肩甲骨上角辺りを指示された為、同箇所を緩消法を約30秒程行い筋弛緩を確認した。その結果、同箇所の凝り感は主観で消失したとの報告を受けた。
次に頚部伸展時に痛みがある箇所を指差していただくと第6〜7頚椎棘突起から右外側約4cmの箇所を指示された為、同箇所を触察し筋緊張を確認し緩消法を約3分行い筋弛緩を確認した。更に施術中、筋がスムーズに伸縮していない状況からスムーズに伸縮できる様になった事も確認した。その結果、頚部伸展時痛が10から0(NRS改変)と消失した。後の時間は再発予防の為と考える腰部の筋弛緩を行い終了した。
長年の症状が一度の施術で解消され大変喜んでいただけた。