【患者】50代前半 女性
【主訴】肩が凝りを我慢していたら頭痛になり辛い
【既往歴】-
【現病歴】転職をして、クリーニング工場で長時間前屈み姿勢で仕事をするようになり、約1ヶ月前から肩凝りが増強して、肩凝りを我慢していたら3日前から頭痛が出現し収まらずに、徐々に頭痛も肩凝りも悪化している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】肩が凝りを我慢していたら頭痛になり辛い
【既往歴】-
【現病歴】転職をして、クリーニング工場で長時間前屈み姿勢で仕事をするようになり、約1ヶ月前から肩凝りが増強して、肩凝りを我慢していたら3日前から頭痛が出現し収まらずに、徐々に頭痛も肩凝りも悪化している。
続きを読む【現症】頚部、肩関節の可動域制限はないものの、全方向の動きで両後頚部から両肩上部にかけて動かしにくい。動きによって痛みが増強する事はない。左右差もなく、常時両後頚部から両肩上部にかけての広範囲に鈍痛がある。頭痛は頭部全体に感じると訴えている。
【施術と結果】本症例は両後頚部から両肩上部にかけての鈍痛と頭部全体の痛みを訴えており、痛みの要因を両後頚部から両肩上部にかけての筋緊張による血行不良と考えた。
触察にて両後頚部から両肩上部にかけての筋緊張を確認した。痛みの訴えている範囲が広い事と、痛みの限局性がないため腰部の筋弛緩から始める事で両後頚部から両肩上部にかけての広範囲の筋弛緩が出来ると考えた。触察にて腰部の筋緊張を確認し、特に筋緊張が強い第二腰椎高位腰部正中から約5cm外側周辺の筋に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。結果、両後頚部から両肩上部にかけて痛みが10から6(NRS改変)となり、頭部の痛みも10から6(NRS改変)になった。改善がみられた為、さらに同部位周辺を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、両後頚部から両肩上部にかけての痛みが10から3(NRS改変)となり頭部の痛みは10から0(NRS改変)消失した。
肩凝りの原因と完治までの説明を行い、残りの時間を再発抑制のため腰部の筋弛緩を行い施術を終了した。