【患者】10代後半 男性
【主訴】長時間のPCオンラインゲームをし終わった後、椅子から立ち上がろうとすると腰が痛い。
【既往歴】―
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代後半 男性
【主訴】長時間のPCオンラインゲームをし終わった後、椅子から立ち上がろうとすると腰が痛い。
【既往歴】―
続きを読む【現病歴】約1か月前から、長時間のPCオンラインゲーム終了後、椅子からの立ち上がり動作で腰痛が発症する。仰向けでぐっすり眠れない。
【現症】第2腰椎(以下、L2)から第3腰椎(以下、L3)右側の脊柱起立筋の筋緊張が強く痛みあり。日常生活上の胸腰部可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、目視及び触察にて痛みを訴える部位の皮下出血や腫脹及び熱感が感じられないことから、腰部の筋緊張による血行不良が痛みの要因と考えた。
はじめに、脊柱起立筋の筋緊張は腰部筋群の過緊張が要因と考えられることから、腰部両側面の施術から開始することとした。腰部両側面の筋緊張部位に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。改善が見られたことから、さらに同部位周辺の筋緊張部位に約5分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から3(NRS改変)と小さくなった。次に、L2からL3右側の脊柱起立筋の筋緊張部位に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から1(NRS改変)と小さくなった。改善が見られたことから、さらに同部位周辺の筋緊張部位に約5分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
長時間座り続けていることにより血行不良が起こり痛みが発生していることを伝え、施術を終了した。後日、ぐっすり眠れたと喜びの報告を受けた。