【患者】50代後半 男性
【主訴】背中全身が四六時中重だるく凝った感じがする。
【既往歴】両極性障害
【現病歴】終日、常に僧帽筋全体に倦怠感・凝り感が継続している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 男性
【主訴】背中全身が四六時中重だるく凝った感じがする。
【既往歴】両極性障害
【現病歴】終日、常に僧帽筋全体に倦怠感・凝り感が継続している。
続きを読む【現症】第1胸椎(以下、Th1)から第12胸椎(以下、Th12)の高位で、広範囲に常時倦怠感・凝り感がある。
【施術と結果】本症例は、僧帽筋全体に常時倦怠感・凝り感が継続しており、これらの症状の要因として同周辺の筋緊張による血行不良を疑った。
よって症状が発生している範囲を触察するとTh1からTh12の高位で、全体的に広範囲に筋緊張を確認した。筋緊張が広範囲なため直接同範囲の筋弛緩を行うよりも同範囲の筋緊張の要因と考えられる腰部上部の筋緊張周辺の弛緩を行ったほうが効率が良いと判断し、触察すると第1腰椎(以下、L1)から第2腰椎(以下、L2)の高位、棘突起より左4cmから右4cm間に筋緊張を確認した。同間に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。
結果、僧帽筋全体の倦怠感・凝り感は主観で3割減との報告を頂いた。
更に症状が残存していることから、施術範囲を広げL1からL2の高位棘突起より側面から左右の緊張部位に緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。結果、僧帽筋全体の倦怠感・凝り感は主観で5割減との報告を頂いた。
更に再発防止のため、倦怠感を取るために腰部側面に緩消法を約20分行い押圧深1cmから押圧深3cmになったところで終了。「だいぶ軽くなった!」とご報告を受けた。