【患者】10代後半 男性
【主訴】長時間のPCオンラインゲームがきっかけで首の後ろが痛くなった。重怠い。
【既往歴】―
【現病歴】長時間のPCオンラインゲームを続けていたため、約1か月前から後頚部に痛みを発症。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代後半 男性
【主訴】長時間のPCオンラインゲームがきっかけで首の後ろが痛くなった。重怠い。
【既往歴】―
【現病歴】長時間のPCオンラインゲームを続けていたため、約1か月前から後頚部に痛みを発症。
続きを読む【現症】後頚部両側に安静時痛があり頭重感を伴う。日常生活上の頚部可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、後頚部両側に痛みと頭重感を訴えており、目視及び触察にて痛みを訴える部位の皮下出血や腫脹及び熱感が感じられないことから、後頚部の筋緊張による血行不良が痛みの要因と考えた。
はじめに、後頚部左側の痛みを訴える部位を触察したところ、第2頚椎(以下、C2)棘突起より左外側方3横指周辺に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した結果、訴える部位の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。改善が見られたことから、さらに同部位周辺の筋緊張部位に約2分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から4(NRS改変)と小さくなり、後頚部左側が軽くなったとの報告を受けた。
次に、後頚部右側の痛みを訴える部位を触察したところ、C2棘突起より右外側方2横指周辺に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、訴える部位の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなった。改善が見られたことから、さらに同部位周辺の筋緊張部位に約3分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から2(NRS改変)と小さくなり、後頚部右側も軽くなったとの報告を受けた。
次に、頚部伸展動作で右肩甲骨内側縁周辺に痛みが出現したため、筋緊張を確認。筋緊張部位に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、右肩甲骨内側縁周辺の痛みと後頚部の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
主観で後頚部が軽くなり、頭がスッキリしたとの報告を受けた。