【患者】70代後半 女性
【主訴】ばね指
【既往歴】子宮全摘術後
【現病歴】7カ月前に太鼓の達人を15分位やった翌日から症状が出始めた。動画などを観ながら自己流で行っていたが完治せず、友人の紹介でご来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半 女性
【主訴】ばね指
【既往歴】子宮全摘術後
【現病歴】7カ月前に太鼓の達人を15分位やった翌日から症状が出始めた。動画などを観ながら自己流で行っていたが完治せず、友人の紹介でご来院された。
続きを読む【現症】左母指第一関節(以下、IP関節)の自動での屈曲時痛。他動では可能。左手の掌握動作時に発痛がある。
【施術と結果】本症例は、7カ月続く左IP関節の掌握動作時痛を訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから痛みの要因は筋緊張によるものと推測した。他動では痛みが発症しないとのことから、前腕部の筋緊張も関連があるのではないかと考えて触察し、手関節より肘方向に約10cmの筋に筋緊張を確認し、緩消法を約1分施し筋弛緩を確認した結果、左母指の痛みは10から8(NRS改変)となり、痛みの発症部位が移動したと報告を受けた。
効果がみられた為、前腕部の筋緊張部位を確認しながら施術を施したが、前腕部だけでは痛みは10から5(NRS改変)までしか変化は確認出来なかった。その為、次に痛みを訴える部位に直接施術を施していこうと考え、触察を行いIP関節周辺の長母指屈筋に筋緊張を確認した。約2分施術し筋弛緩を確認した結果左IP関節の自動での掌握動作時痛は10から0(NRS改変)となった。