【患者】30代前半 男性
【主訴】頭の内側がいつも詰まっている感じがする
【既往歴】-
【現病歴】約2年前に徹夜での激務が続いた後で頭の中心が詰まるような感覚が発生した。整骨院や鍼灸院に通うも改善は無かった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代前半 男性
【主訴】頭の内側がいつも詰まっている感じがする
【既往歴】-
【現病歴】約2年前に徹夜での激務が続いた後で頭の中心が詰まるような感覚が発生した。整骨院や鍼灸院に通うも改善は無かった。
続きを読む【現症】頚部関節可動域に異常は無い。頭痛や筋肉の凝りなどは感じておらず、頭の内側が詰まっている感じがする。ほぼ一日中続いており、日によって悪化する時もある。左右差は無い。
【施術と結果】本症例は片頭痛と同じように、頚部周辺の筋緊張により頭部への血行不良、若しくは群発性頭痛のように頚部の筋緊張が頭部の全体的の筋緊張及び血行不良を引き起こしているのが原因で患者の訴える症状が起きているのではないかと考えた。
先ず、頚部前面の胸鎖乳突筋と頸動脈の周辺の筋緊張を緩消法で弛緩させてみると、開始から約2分で施術した側の頭部前面の詰まり感が改善した気がすると報告を受けた。次に反体側の同箇所に施術を行うと同様に片側前面の詰まり感の改善を確認できた。
今度は頚部後面の筋緊張を行うとその延長線上にあたる頭部の詰まり感が改善していく為、前面の気管部を除いた頚部周りを一周するような形で合計で約20分間、筋弛緩を行うと本人の主観で約5割の詰まり感が改善した。
どこにいっても苦しさを理解してもらえず改善もしなかったのが、一回で半減し驚くと共に喜んでいる様子だった。