【患者】70代前半 男性
【主訴】歩くときに腰の右側が痛くて長く歩けない。
【既往歴】腰椎破裂骨折(術後約10年)、僧帽弁閉鎖不全症(2016年)
【現病歴】約10年前に転倒し腰椎破裂骨折を発症し手術を受ける。その後、右臀部周辺に歩行痛が発現し約2年前から増悪する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 男性
【主訴】歩くときに腰の右側が痛くて長く歩けない。
【既往歴】腰椎破裂骨折(術後約10年)、僧帽弁閉鎖不全症(2016年)
【現病歴】約10年前に転倒し腰椎破裂骨折を発症し手術を受ける。その後、右臀部周辺に歩行痛が発現し約2年前から増悪する。
続きを読む【現症】室内において1歩目から第5腰椎高位で右外方約10㎝の右臀部周辺に痛みがある。
【施術と結果】本症例は約10年前から続く臀部痛が約2年前から増悪したと訴えているが、外傷の既往がない事と臀部周辺の腫脹、発赤、熱感等は確認出来なかったことから痛みの要因は筋緊張と推察した。
先ず、痛みのある部位の直上で腸骨の骨際を触察したところ筋緊張を認めため同部位に対し約2分施術して筋弛緩を確認した結果、痛みは10から7(NRS改変)と小さくなった。
次に、腰部の緊張は腰部側面の緊張が要因と考え腰部の施術に移行した。腰部側面の筋緊張部位に約30分施術し腰部側面の押圧深は約1.5㎝から約3.5cmと筋弛緩した結果、痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
「色々なところに行って治療してもらったがダメだったのに痛みが取れた。来院して本当に良かった」と喜んでいただけた。