【患者】50代前後半 女性
【主訴】歩くと両膝が痛い。両膝が固って歩けない。
【既往歴】ー
【現病歴】約5年前に発症。その後、鍼灸やマッサージを2~3年受けていた。安静時痛無し、歩行時痛有り。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前後半 女性
【主訴】歩くと両膝が痛い。両膝が固って歩けない。
【既往歴】ー
【現病歴】約5年前に発症。その後、鍼灸やマッサージを2~3年受けていた。安静時痛無し、歩行時痛有り。
続きを読む【現症】歩行時に両膝の内側の疼痛が出現。安静時痛無し。立位において左膝屈曲約40°右膝屈曲約30°股関節屈曲約50°に硬直し立てるが歩行困難をきたす。
【施術と結果】歩けないため出張にて施術。本症例は両膝内側の痛みと歩行困難を訴えており、腸骨稜周辺の縫工筋などは膝関節へ繋がっているため、触察にて両膝腸骨稜周辺に筋緊張を確認した。1番痛みを感じる箇所をたずねると、左膝内側とおっしゃるので確認したところ、広範囲に筋硬結様を確認した。
立位において左膝屈曲約40°右膝屈曲約30°股関節屈曲約50°に硬直し立てるが歩行困難をきたす。
先ずは、左腸骨稜周辺に緩消法を5分施した。歩いて頂き痛みを確認したところ左膝は10から8(NRS改変)となった。
更に施術で10分弛緩させていくと、痛みは10から4(NRS改変)となった。
膝の痛い箇所も、直接5分施術をした。痛みは10から3(NRS改変)となった。
腰部が硬いことで、股関節や膝関節周辺も硬くなることを説明し、腰部を施術。
膝の痛みは変化がなかったが、立位において左膝屈曲約30°右膝屈曲 約30°股関節屈曲約30°と変化があった。かなり上半身が起き上がった状態になった。
「良くなる兆しが見えてきた」と大変喜ばれていた。しばらく来てほしいとのこと、定期的にお伺いすることになった。