【患者】50代後半 女性
【主訴】左足裏が常に痺れている。
【既往歴】ー
【現病歴】約1年前に左足底部に布が挟まっているような違和感が特に誘因なく発現し、その後の約半年前に左足底部が痺れるようになった。痺れの程度は波がある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半 女性
【主訴】左足裏が常に痺れている。
【既往歴】ー
【現病歴】約1年前に左足底部に布が挟まっているような違和感が特に誘因なく発現し、その後の約半年前に左足底部が痺れるようになった。痺れの程度は波がある。
続きを読む【現症】常に左足底部が痺れている。
【施術と結果】本症例の左足底部の痺れを訴えており、要因として腰部から左足底部にかけての筋緊張による血行不良と考えた。
触察したところ、左足底部に筋緊張を確認した。
そして、足の血行不良の要因と考える左腸骨上部の起立筋、左鼠径部と左膝関節後面の筋緊張を確認した。
まず、左鼠径部の筋緊張を約3分施術し筋弛緩を確認し、左足底部の痺れは約2割減少したと報告を受けた。更に同部に約3分施術を行い筋弛緩を確認した。痺れは約3割減少したと報告を受けた。
施術の効果が減少した為、次に左腰部の起立筋の筋緊張に約5分施術を行い筋弛緩を確認した。痺れの変化は確認できなかった為、施術部を左膝関節後面の筋緊張部に約5分施術を行い筋弛緩を確認した。痺れは約4割減少したと報告をうけた。痺れの変化が少ない為次に左足底部の痺れの周辺に直接約5分施術を行った。結果痺れは約2割と報告をうけた。
その後左足底部の痺れの根本的要因と考える腰部の筋緊張を腰部側面から正中へ向かって約25分施術し、筋弛緩を行った。
痺れが軽くなり、筋弛緩を継続する意向となった。