【患者】40代後半、男性
【既往歴】-
【主訴】5年以上前から右膝が痛かったのだけど、1週間前のソフトボールで急に悪化した。
【現病歴】5年以上前から特に誘因なく右膝に痛みが発生し、慢性化していた。約1週間前にソフトボールをした後から痛みが悪化。荷重時の痛みが強く、跛行を呈するようになった。ご家族の紹介で当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半、男性
【既往歴】-
【主訴】5年以上前から右膝が痛かったのだけど、1週間前のソフトボールで急に悪化した。
【現病歴】5年以上前から特に誘因なく右膝に痛みが発生し、慢性化していた。約1週間前にソフトボールをした後から痛みが悪化。荷重時の痛みが強く、跛行を呈するようになった。ご家族の紹介で当院受診された。
続きを読む【現症】安静時痛はないものの、右膝部伸展・屈曲動作時に痛みが発生する。単脚支持期に最も痛みが強く、歩行が難しい。
【施術と結果】本症例は5年以上前からの右膝の痛みであり、約1週間前のソフトボール後に痛みが悪化しているとのことであったが、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、右膝蓋骨下縁周辺の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える右膝蓋骨下縁周辺を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約2分弛緩したところ、右膝部伸展・屈曲動作時時の痛みが10から8(NRS改変)となった。
引き続き同部位を緩消法にて弛緩したが、筋の弛緩度合いが芳しくなかったため、右膝蓋骨下縁周辺の筋緊張を誘発すると考えられる、上前腸骨棘周辺の筋緊張部位へ、施術を移行した。触察にて筋緊張を確認し、緩消法にて約2分弛緩したところ、右膝部伸展・屈曲動作時の痛みが10から6となり、単脚支持期の痛みが10から3(NRS改変)となった。
引き続き同部位を緩消法にて弛緩したが、痛みに変化がみられなくなったため、上前腸骨棘周辺の筋緊張を誘発すると考えられる腰部側面の筋緊張部位に施術を移行した。
腰部側面を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて約20分弛緩したところ、右膝部伸展・屈曲動作時の痛みが10から0となり、単脚支持期の痛みが10から0(NRS改変)となった。
「普通の生活が送れることがとてもうれしい。」と笑顔で帰路につかれた。