【患者】20代後半 男性
【主訴】右腕を挙げようとしても、痛みがあり挙がらない。
【既往歴】ー
【現病歴】約5年前に野球部で投手をしていた時期に、右肩関節周辺に強い痛みが発生。現在は強い痛みは軽減しているが、右肩関節可動域に制限がある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半 男性
【主訴】右腕を挙げようとしても、痛みがあり挙がらない。
【既往歴】ー
【現病歴】約5年前に野球部で投手をしていた時期に、右肩関節周辺に強い痛みが発生。現在は強い痛みは軽減しているが、右肩関節可動域に制限がある。
続きを読む【現症】右肩関節可動域(以下、ROM)が自動で屈曲約70°で右肩関節周辺に痛みが出現する。
【施術と結果】本症例は、右肩ROMが自動で屈曲約70°で右肩関節周辺に痛みを訴えている事から、屈曲約70°時での右肩関節周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
初めに、屈曲約70°時に右肩関節周辺を触察したところ、右大円筋起始部周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、右肩ROMが自動で屈曲約70°で右肩関節周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMが自動で屈曲約120°と大きくなった。
次に、右大円筋起始部周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法を約15分施術し筋弛緩を確認した。結果、右肩ROMが自動で屈曲約170°で右肩関節周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
ここで別部位の施術を希望され、本症例の施術を終了した。右肩関節を動かしながら「不思議やな、右腕挙がってるんだけど。」と笑顔で喜びの報告を受けた。