【患者】40代前半、女性
【主訴】自律神経の乱れにより眠りが浅い
【既往歴】ー
【現病歴】約10年前から主観とし自律神経に乱れを感じ始め様々な症状に悩んできた。冷え性、生理不順、腹部の張り、背部頚部の凝りなどは約10年前から続いているが約3年前から眠りが浅くなり苦痛を伴うようになってきた。様々な治療法を試したりマッサージ機を購入したりして改善を試みたが症状は変わらなかった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半、女性
【主訴】自律神経の乱れにより眠りが浅い
【既往歴】ー
【現病歴】約10年前から主観とし自律神経に乱れを感じ始め様々な症状に悩んできた。冷え性、生理不順、腹部の張り、背部頚部の凝りなどは約10年前から続いているが約3年前から眠りが浅くなり苦痛を伴うようになってきた。様々な治療法を試したりマッサージ機を購入したりして改善を試みたが症状は変わらなかった。
続きを読む【現症】苦しさを伴う首や肩の凝り慢性的に続いており、触察にて背部及び頚部の強い筋緊張が確認できた。夜の睡眠が浅く感じている。気がつくと朝になっていることが数年前からしばしば続いている。
【施術と結果】本症例は、約10年前に発生した肩周辺の凝りを起こす筋緊張が約3年前に悪化することで、頚部及び頭部への血行不良が要因となり不眠症を引き起こしていると考えた。主訴は不眠症であるが、その他冷え性や肩凝り、眼精疲労、頭痛、腹部の張りなどの不定愁訴も訴えており、施術時間の半分は不眠症の為、半分は他の症状のために時間を使うことで話し合って決めた。
先ず、触察にて確認できた頚部の強い筋緊張を緩消法で弛緩することから始めた。頚部前面の総頸動脈及び内径動脈付近を合計で約10分ほど施術を行ったところ、慢性的に感じていた首凝りが消失し、視界が明るくなった気がすると報告を受けた。
残り時間はその他の症状の改善のために腰部の施術を行い、経過を見ることにしてその日の施術は終了した。
約2週間後に再来したさいに寝つきの悪さが本人の主観で約半分くらいまで改善したとの報告を受けた。10年以上苦しんだ体の不調を治したいと意気込んでいる様子だった。