約4か月前に発症し、痛みの増悪と緩解を繰り返す右手関節痛の改善例

【現症】右手関節屈曲動作で右豆状骨近位端から約10cmの領域に痛みが発生。

【施術と結果】本症例は、右手関節周辺に痛みを訴えており、目視及び触察にて痛みを訴える部位の皮下出血や腫脹及び熱感が感じられないことから、右手関節周辺の筋緊張による血行不良が要因と考えた。

　はじめに、右前腕部の前面を触察したところ、右豆状骨近位端から約10cmの領域に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、手関節屈曲時の右豆状骨近位端から約10cmの領域の痛みは10から7（NRS改変）と小さくなった。改善が見られたことから、さらに同部位周辺の筋緊張部位に約5分施術し筋弛緩を確認した結果、痛みが10から1（NRS改変）と小さくなった。

　次に、手関節周辺の筋緊張は腰部筋群の過緊張が要因と考えられることから、再発防止のために腰部両側面の施術に移行した。腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約20分施術し、筋弛緩を確認し終了した。

　右手関節痛を発症するとお客様に迷惑をかけてしまうので、これからはパフォーマンスが上がると喜んで頂けた。