【患者】10代前半 女性
【主訴】携帯を毎日使うようになってから首の付け根が痛くなってきた。首が痛くて勉強に集中できない。
【既往歴】-
【現病歴】約半年前、携帯購入後にYouTubeを毎日視聴するようになり、頚部周辺に痛みが出現し、以降、消長を繰り返す。親の紹介により当院へ来院。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代前半 女性
【主訴】携帯を毎日使うようになってから首の付け根が痛くなってきた。首が痛くて勉強に集中できない。
【既往歴】-
【現病歴】約半年前、携帯購入後にYouTubeを毎日視聴するようになり、頚部周辺に痛みが出現し、以降、消長を繰り返す。親の紹介により当院へ来院。
続きを読む【現症】頚部右回旋動作により後頚部左側に痛みが出現する。安静時痛はなく、日常生活における頚部関節可動域制限は確認できない。
【施術内容・結果】本症例は、約半年前から頚部右回旋動作による後頚部左側の痛みを訴えており、目視及び触察により、腫脹や熱感が確認できないことから、後頚部左側周辺の筋緊張による血行不良が痛みの一つの要因であろうと考えた。
まず、痛みを訴えている部位を確認したところ、第2頚椎棘突起から左外方へ約2cm周辺を示したため、触察により筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、後頚部左側の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
再発防止のため、頚部周辺の筋緊張の根本的な要因と考えられる腰部側面の施術に移行した。腰部両側面の筋緊張を確認し、緩消法を約25分施術し、筋弛緩を確認し施術を終了した。
「首が動かしやすくなってよかった。」と喜びの声をいただき、その場でグルグル首を回し痛みがないことを再度確認し、喜んだ表情で帰路につかれた。