【患者】60代前半 男性
【主訴】腰が痛くて、立ち上がりが辛い。
【既往歴】-
【現病歴】約40年前から腰部に痛みが発生し、痛みの消長を繰り返してきたが、1か月前から腰部に痛みが出現。腰部の痛みが増悪している事から来院。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】腰が痛くて、立ち上がりが辛い。
【既往歴】-
【現病歴】約40年前から腰部に痛みが発生し、痛みの消長を繰り返してきたが、1か月前から腰部に痛みが出現。腰部の痛みが増悪している事から来院。
続きを読む【現症】椅子からの起立動作による重心の前方移動期に腰部に痛みが出現。腰部の痛みに左右差は無い。
【施術内容・結果】本症例は、1か月前から腰部に痛みを訴えており、腰部を触察しても熱感も無く、目視による組織損傷が確認できないため、痛みの要因は腰部の筋緊張と考えた。
初めに、第3腰椎(以下、L3)・第4腰椎(以下、L4)棘突起より左右外方4横指付近に痛みを訴えた為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、椅子からの起立動作による重心の前方移動期の腰部の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。
痛みが3割減少したこともあり、効率よく腰部中心部の筋弛緩を考え、L3・L4高位の腰部側面の筋緊張を触察により確認し緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した。結果、椅子からの起立動作による重心の前方移動期の腰部の痛みが10から2(NRS改変)となった。引続き、L3・L4高位の腰部側面の筋緊張を触察により確認し緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、椅子からの起立動作による重心の前方移動期の腰部の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
いつもと違い痛みが強くなっていく事に不安だったが痛みが無くなり安心したとのお言葉を頂いた。