【患者】10代前半 女性
【主訴】右指をつき指して曲げると痛い。
【既往歴】-
【現病歴】5日前にバスケットボール部の練習中にボールをキャッチする際に右中指を受傷。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代前半 女性
【主訴】右指をつき指して曲げると痛い。
【既往歴】-
【現病歴】5日前にバスケットボール部の練習中にボールをキャッチする際に右中指を受傷。
続きを読む【現症】右中指近位指節間関節(以下、PIP関節)屈曲で痛みが出現し、指尖と近位手掌皮線の距離は約2cmで関節可動域(以下、ROM)制限を確認。右手の掌握運動が困難との事。
【施術内容・結果】本症例は、5日前のバスケットボールの練習中に右中指を突き指し、右中指PIP関節屈曲で痛みを訴えておりROM制限が確認できた。右中指PIP関節の痛みとROM制限の要因として、右中指への衝撃により右中指中手指節関節(以下、MP関節)の右浅指屈筋腱が肥大したと考えた。
初めに、目視により、右中指PIP関節の変形が無い事を確認し、右中指MP関節の右浅指屈筋腱肥大部末端に緩消法を約2分施術し腱肥大部の縮小を確認した。結果、右中指PIP関節屈曲時の痛みが10から0(NRS改変)になり、ROM制限が確認出来なくなった。
突き指の痛みが短時間で改善した事に驚きの表情だった。