【患者】60代前半 女性
【主訴】1ヶ月前に風邪をひいてから咳がひどく、喉に違和感がある。
【既往歴】ー
【現病歴】約1ヶ月前に発熱し、病院でコロナとインフルエンザの検査をしたがどちらも陰性。気管支炎だと言われ吸入と投薬を受けたが、咳が止まらず喉頭周辺に違和感がある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 女性
【主訴】1ヶ月前に風邪をひいてから咳がひどく、喉に違和感がある。
【既往歴】ー
【現病歴】約1ヶ月前に発熱し、病院でコロナとインフルエンザの検査をしたがどちらも陰性。気管支炎だと言われ吸入と投薬を受けたが、咳が止まらず喉頭周辺に違和感がある。
続きを読む【現症】喉頭周辺に違和感があり、咳が酷い。
【施術と結果】本症例は約1ヶ月前に発熱悪寒症状後に発症しており、喉頭周辺の違和感及び咳嗽の要因は、喉頭周辺の血行不良であると考えた。喉頭周辺を触察したところ、両側の気管側面からやや背側にかけて筋緊張を確認した。
はじめに最も強い筋緊張を確認した喉頭隆起から約2cm下方の気管左側周辺を約20秒施術し、筋弛緩を確認した。結果、喉頭周辺の違和感は主観で約3割減と報告をうけた。改善がみられた為引き続き同部位周辺を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。結果、喉頭周辺の違和感は主観で約5割減となった。
次に気管の両側周辺を触察したところ、左側面と比較し、右側面周辺の筋緊張が強く感じられた為、施術部位を気管の右側面周辺に変更し、喉頭隆起から約2cm下方の気管右側面周辺を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。結果、喉頭周辺の違和感は主観で約7割減と報告をうけた。引き続き同部位周辺を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。結果、喉頭周辺の違和感は約9割減と報告を受けた。喉の違和感がほぼなくなり、施術中出ていた咳が出なくなり、声が出しやすいと喜んで帰られた。