【患者】10代前半 女性
【主訴】座っていると腰が痛くなる。
【既往歴】ー
【現病歴】部活とクラブチームでバレーボールをやっていて特に誘因なく2年程前から腰痛を発症し続いている。近医整形外科を受診し骨には異常がないと言われ数回、電気療法を受けるも改善せず知り合いの紹介で来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代前半 女性
【主訴】座っていると腰が痛くなる。
【既往歴】ー
【現病歴】部活とクラブチームでバレーボールをやっていて特に誘因なく2年程前から腰痛を発症し続いている。近医整形外科を受診し骨には異常がないと言われ数回、電気療法を受けるも改善せず知り合いの紹介で来院された。
続きを読む【現症】30分程座位後は胸腰部前、後屈時痛は発現するが、基本的には運動痛はなくスポーツをする事に支障はない。
ただ、長時間になれば当然痛みが増悪するが短時間の座位でも軽度の痛みを感じる。痛みは下部腰椎から仙骨周辺である。
【施術と結果】本症例は座位時の下部腰椎から仙骨辺りに痛みを訴えているが、運動痛がなく、発症から約2年経過していることから腰部の筋緊張による血行不良が要因であろうを考えた。更には特に脊柱起立筋の緊張が一番の要因ではないかと考察し施術を開始した。
先ず、腰部の筋を触察すると全体的に筋緊張が確認でき、特に腰部真横から前方約4cm位の箇所の筋緊張が顕著であった為、同箇所の筋緊張により脊柱起立筋辺りの筋緊張が増悪しているのではないかと考え、施術は腰部真横から前方約4cmの箇所から開始した。約5分緩消法を行い筋弛緩を確認した。その結果、椅座位時の痛みが10から7(NRS改変)となった。効果を確認できた為、その後、同箇所及び腰部真横から後方約6cm位の範囲を約20分筋弛緩させた。
その結果、椅座位時の痛みは10から0(NRS改変)となり椅座位から立ち上がった際や胸腰部前後屈時も動きが軽くなったとの報告を受けた。ご本人は兎も角見学をされていたお母様も笑顔になられていました。