【患者】 40代前半、女性
【主訴】 2ヶ月前に靴を履いた後から急につま先に力を加えると足の裏が痛み出したので診てほしい。
【既往歴】 ー
【現病歴】 約2ヶ月前につま先で立つ動作をすると突然足底が痛み出した。経過観察をしていたが改善しなかった為、近医整形外科を受診。足底筋膜炎の診断を受け、鎮痛剤内服を処方されるが改善しない。接骨院に暫く通院するが変化がなく、近所の知人に紹介されて来院した。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】 40代前半、女性
【主訴】 2ヶ月前に靴を履いた後から急につま先に力を加えると足の裏が痛み出したので診てほしい。
【既往歴】 ー
【現病歴】 約2ヶ月前につま先で立つ動作をすると突然足底が痛み出した。経過観察をしていたが改善しなかった為、近医整形外科を受診。足底筋膜炎の診断を受け、鎮痛剤内服を処方されるが改善しない。接骨院に暫く通院するが変化がなく、近所の知人に紹介されて来院した。
続きを読む【現症】 安静時痛はなく、痛みは運動痛が右足底深部に発現する。右足底に引張感、右足関節可動域(以下、ROM)自動で伸展約30°と制限を確認。
【施術と結果】 本症例は右足底部の運動痛を訴えているが、安静時痛がなく、発症から2ヶ月経過し、触察により右足底部に熱感や腫脹が確認できなかった為、足裏屈筋腱周囲の筋緊張により血行不良が起こり肥厚したことが要因であると考えた。
まず痛みを訴える足底方形筋辺りを触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて2分弛緩したところ、痛みが10から7(NRS改変)となった。足関節ROMは自動で伸展約30°から約45°となった。再度5分弛緩したところ痛みが10から0(NRS改変)となった。
歩行動作では全く痛みがないと言う報告を受けた。その後は完治の為には腰部の筋弛緩が重要と考え、触察により腰部の筋緊張を確認し、緩消法にて腰部真横から約20分施術し筋弛緩を確認し終了した。その結果、ついさっきまで痛かった足裏が嘘のように何も無くなったと満足された様子であった。