【患者】20代後半 女性
【主訴】3~4年前から肩凝りが有ったが、4月に転職してから特に酷くなり、首も痛くて頭痛がする時も有る。
【既往歴】-
【現病歴】3~4年前から両肩部に鈍痛を感じるようになり、約2ヵ月前の転職を機に痛みが増悪し、痛みの範囲も頚部から両肩部にかけてと広がった。特に痛みが強い時は頭痛を伴うようになった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半 女性
【主訴】3~4年前から肩凝りが有ったが、4月に転職してから特に酷くなり、首も痛くて頭痛がする時も有る。
【既往歴】-
【現病歴】3~4年前から両肩部に鈍痛を感じるようになり、約2ヵ月前の転職を機に痛みが増悪し、痛みの範囲も頚部から両肩部にかけてと広がった。特に痛みが強い時は頭痛を伴うようになった。
続きを読む【現症】頚部後面から両肩部にかけて安静時痛有り。来院時には頭痛は無し。頚部と両肩部に日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、誘因無く頚部後面から両肩部にかけての痛みが生じており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、頚部後面から両肩部にかけての筋緊張が要因と考えた。
先ず、安静時に最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、第3頚椎棘突起から右外側に約1cmの部位を示した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約30秒施術し筋弛緩を確認。結果、頚部後面から両肩部にかけての安静時痛が10から8(NRS改変)と小さくなった。
続けて最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、右肩甲骨上角周辺に移動した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認。結果、頚部後面から両肩部にかけての安静時痛が10から6(NRS改変)と小さくなった。
次に、頚部後面から両肩部にかけての痛みの要因は、腰部の両第12肋骨下縁周辺の筋緊張と考え、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、頚部後面から両肩部にかけての痛みは10から4(NRS改変)と小さくなった。
残りの時間はご本人の希望も有り、再発防止の為腰部全体に緩消法を施術し終了した。
かなり楽になってやっと息ができる気がすると、笑顔でお帰りいただいた。