【患者】50代前半 女性
【主訴】先週の月曜日に仕事でPCを使っていたら、首の後ろから背中の辺りが痛くなってきて、眩暈もし出して、病院に行ったが異常無しと言われた。
【既往歴】子宮筋腫術後
【現病歴】約1週間前に仕事でPC作業中に、頚部後面から両背部にかけて痛みが発生。眩暈も有った為、近医耳鼻科を受診したが異常無しと診断された。以降、眩暈は起こっていないが頚部後面から両背部にかけて鈍痛が継続している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】先週の月曜日に仕事でPCを使っていたら、首の後ろから背中の辺りが痛くなってきて、眩暈もし出して、病院に行ったが異常無しと言われた。
【既往歴】子宮筋腫術後
【現病歴】約1週間前に仕事でPC作業中に、頚部後面から両背部にかけて痛みが発生。眩暈も有った為、近医耳鼻科を受診したが異常無しと診断された。以降、眩暈は起こっていないが頚部後面から両背部にかけて鈍痛が継続している。
続きを読む【現症】頚部後面から両背部にかけて安静時痛有り。頚部に日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、約1週間前に誘因無く頚部後面から両背部にかけて痛みが生じており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、頚部後面から両背部にかけての筋緊張が要因と考えた。
先ず、安静時に最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、右肩甲骨上角周辺を示した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認。結果、頚部後面から両背部にかけての安静時痛は10から8(NRS改変)と小さくなった。
続けて安静時に最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、右僧帽筋上部線維中央周辺へと移動した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認。結果、頚部後面から両背部にかけての安静時痛は10から7(NRS改変)と小さくなった。
次に、頚部後面から両背部にかけての痛みの要因は腰部の両第12肋骨下縁周辺の筋緊張と考え、触察したところ筋緊張を確認した為、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、頚部後面から両背部にかけての安静時痛は10から5(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、頚部後面から両背部にかけての安静時痛は10から4(NRS改変)と小さくなった。
首・背中の痛みから眩暈もしてきて不安だったが、痛みの原因がわかり安心したと笑顔でお帰りいただいた。