【患者】10代前半 女性
【主訴】小学5年生の時からオスグッドで右膝が痛かったがここ最近痛みが強くなった。
【既往歴】ー
【現病歴】バレーボールを小学生の時からやっていて5年生位から右膝が痛くなった。近医整形外科でオスグッドと言われ完治しないままプレイは続けていたが、1ヶ月程前から痛みが強くなりプレイに支障を来すようになった。バレー部監督の勧めで当院に来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代前半 女性
【主訴】小学5年生の時からオスグッドで右膝が痛かったがここ最近痛みが強くなった。
【既往歴】ー
【現病歴】バレーボールを小学生の時からやっていて5年生位から右膝が痛くなった。近医整形外科でオスグッドと言われ完治しないままプレイは続けていたが、1ヶ月程前から痛みが強くなりプレイに支障を来すようになった。バレー部監督の勧めで当院に来院された。
続きを読む【現症】目視により右脛骨粗面に軽度の膨隆が確認できる。また触察により右膝蓋靱帯辺りに熱感と圧痛が確認できる。安静時痛はなく歩行痛もない。痛みは右膝関節屈曲時に発現し蹲踞の姿勢は出来ない事を確認した。
【施術と結果】本症例は小学5年生の時からの右膝脛骨粗面辺りの痛みを訴えていて1ヶ月ほど前から悪化している。触察により右膝蓋靱帯辺りに熱感を確認している事からオスグッド様の慢性痛と膝蓋靱帯周辺の炎症と思われる症状が合併したものと考察した。施術の方針として膝蓋靱帯辺りに熱感がある為、同箇所は触らず緊張しているであろう右大腿四頭筋周辺の筋弛緩をする事とした。触察により右大腿四頭筋周辺に筋緊張を確認できた為、いち早く同部位を筋弛緩させる方法として大腿四頭筋付着部である下前腸骨棘周辺の筋弛緩だと考え触察すると広範囲に辺り筋緊張が顕著に確認できた。
同箇所に緩消法を約5分行い下前腸骨棘周辺を筋弛緩を確認した。その結果、右膝関節屈曲時痛は10から2(NRS改変)となり、蹲踞の姿勢が可能になった。その後は大腿四頭筋緊張の根本的要因であると考えるられ、他部位の症状も訴えられていた為、施術部位を腰部に移行し腰部の筋緊張を触察により確認し約20分筋弛緩した。その結果、圧痛は残存するが右膝関節屈曲時痛は10から0(NRS改変)と消失した。更に蹲踞姿勢も可能になった。
短時間で痛みが大幅に改善し見学していたお母様も驚かれていた。