【患者】80代前半 女性
【主訴】2015年にリウマチと診断されてからずっと腰が痛くて、最近は歩くのも億劫で家に籠りがちになっている。
【既往歴】骨粗鬆症、リウマチ、左変形性股関節症術後
【現病歴】2015年に腰部痛を発症し、近医受診したところリウマチと診断された。以来腰部の痛みは継続しており、最近では歩行も困難な程に悪化している。外出時には痛みで歩けなくなることへの不安から、コルセットを常用している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】80代前半 女性
【主訴】2015年にリウマチと診断されてからずっと腰が痛くて、最近は歩くのも億劫で家に籠りがちになっている。
【既往歴】骨粗鬆症、リウマチ、左変形性股関節症術後
【現病歴】2015年に腰部痛を発症し、近医受診したところリウマチと診断された。以来腰部の痛みは継続しており、最近では歩行も困難な程に悪化している。外出時には痛みで歩けなくなることへの不安から、コルセットを常用している。
続きを読む【現症】腰部全体に安静時痛有り。特に腰部左側から左臀部にかけて強い痛みが有る。施術前の腰部押圧深は約3cm。
【施術と結果】本症例は、約9年前に誘因無く腰部痛を発症して以降、次第に悪化しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、腰部の筋緊張が要因と考えた。
先ず、触察により腰部全体の強い筋緊張を確認した為、第3腰椎高位の腰部側面から緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部押圧深は約3.5cmと大きくなり、腰部の安静時痛は10から7(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部押圧深は約4㎝と大きくなり、腰部の安静時痛は10から5(NRS改変)と小さくなった。
安静時の痛みが腰部左側から左臀部にかけてのみと局所的になったことから、最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ第4腰椎高位の左腸骨稜周辺を示した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から3(NRS改変)と小さくなった。
施術後にコルセットを着用する際、体が楽に起こせるとお喜びいただいた。