【患者】40代後半 女性
【主訴】20年来ずっと肩凝りが有り、ひどい時は頭痛もする。
【既往歴】-
【現病歴】20年以上に亘り両肩部に常に鈍痛が有る。小学生の頃から度々片頭痛を発症しており、過去に一度近医整形外科を受診したことが有るが異常無しと診断された。歯ぎしりや食いしばりの癖を自覚している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 女性
【主訴】20年来ずっと肩凝りが有り、ひどい時は頭痛もする。
【既往歴】-
【現病歴】20年以上に亘り両肩部に常に鈍痛が有る。小学生の頃から度々片頭痛を発症しており、過去に一度近医整形外科を受診したことが有るが異常無しと診断された。歯ぎしりや食いしばりの癖を自覚している。
続きを読む【現症】両肩部に安静時痛有り。来院時には頭痛は無し。
【施術と結果】本症例は、20年以上に亘り両肩部に鈍痛が継続しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、両肩部周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、右僧帽筋上部線維中央周辺を示した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認。結果、右僧帽筋上部線維中央周辺の痛みは10から0(NRS改変)と消失し、最も痛みを感じる部位が左僧帽筋上部線維中央周辺へと移行した。同様に左僧帽筋上部線維中央周辺を触察して筋緊張を確認し、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認。結果、左僧帽筋上部線維中央周辺の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
次に、両肩部の痛みの要因は腰部にあると考え触察したところ、左右第12肋骨下縁周辺に強い筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認。結果、両肩部の安静時痛は10から8(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、両肩部の安静時痛は10から5(NRS改変)と小さくなった。
今まで肩ばかりを施術してもらってきたが、原因が別にあるとわかって納得したとお喜びいただいた。