【患者】70代後半 男性
【主訴】内職の仕事をしてから肩が重だるい感じがして、夜に何度も目が覚めて体が余計にしんどくなってきた。
【既往歴】−
【現病歴】約1年前に内職の仕事を始めてから、下を向き細かい作業が多く、両肩周辺に倦怠感が出現し増強している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半 男性
【主訴】内職の仕事をしてから肩が重だるい感じがして、夜に何度も目が覚めて体が余計にしんどくなってきた。
【既往歴】−
【現病歴】約1年前に内職の仕事を始めてから、下を向き細かい作業が多く、両肩周辺に倦怠感が出現し増強している。
続きを読む【現症】両肩周辺の倦怠感は安静時に出現するが、肩関節可動域制限は確認できない。
【施術と結果】本症例は、両肩周辺に倦怠感を訴えており、目視及び触察により腫脹や熱感が確認できないことから、一つの要因として両肩周辺の筋緊張による血行不良であろうと考えた。
はじめに、安静時に最も倦怠感を訴える部位を確認すると、両僧帽筋上部線維周辺と広範囲を示したため、同部位周辺の筋緊張の要因である第12肋骨下縁周辺に筋緊張を確認した。同緊張部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、両肩周辺の倦怠感は主観により約5割減少したと報告を受けた。変化が確認できたため、同部位周辺に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、両肩周辺の倦怠感は主観により消失したと報告を受けた。
「全体のだるみがとれて、スーッと体が楽になった。今日はぐっすり眠れそう。」と安心した表情で笑顔で帰路につかれた。
後日来院時に「あれからぐっすり眠れるようになった。」と報告をいただいた。