【患者】50代前半 女性
【主訴】飼い犬が後ろ足で歩けなくなり、後ろ足をリードで持ち上げながら散歩していたら、左手首が痛くなった
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前から飼い犬の後ろ足歩行が困難になり、犬の後ろ足をリードを使用し左手で持ち上げ毎日散歩をしていた。約3ヶ月前から左手関節に痛みが発現した。約1週間前から痛みがさらに増した為来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】飼い犬が後ろ足で歩けなくなり、後ろ足をリードで持ち上げながら散歩していたら、左手首が痛くなった
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前から飼い犬の後ろ足歩行が困難になり、犬の後ろ足をリードを使用し左手で持ち上げ毎日散歩をしていた。約3ヶ月前から左手関節に痛みが発現した。約1週間前から痛みがさらに増した為来院された。
続きを読む【現症】左手関節背屈約60°で左甲側手関節周辺に痛みが発現する。
【施術と結果】本症例の左手関節の痛みは腫れや熱感が確認できなきなかった為急性痛ではなく、毎日の左手関節への負荷による筋疲労による血行不良であると考えた。痛みのある左手関節から左前腕を触察すると左前腕甲側及び左前腕掌側の広範囲に筋緊張を確認した。
最も痛みのある左手関節甲側に緩消法を約1分行い、筋弛緩を確認し、痛みの確認をしたところ、母指一本肘関節側へ移行したと報告を受けた。
施術範囲を広げ、左前腕甲側の筋緊張部に約10分緩消法を行い、筋弛緩を確認した。
左手関節の背屈は約70°になり、痛みは10から3(NRS改変)と小さくなった。
痛みの減少が認められたが、左掌側の前腕部の引張感を感じると報告があり、左掌側前腕の筋緊張部に約10分施術を行った。
結果痛みは10から0(NRS改変)と消失し、施術中に生じた左前腕掌側の引張感も主観により消失したと報告をうけた。