【患者】40代後半 女性
【主訴】ずっと何となく腰が痛かったが、一昨日の夕方から痛みが強くなってきて、着替えるのも辛い。寝返りやくしゃみで激痛が走る。
【既往歴】乳がん術後
【現病歴】以前より日常的に腰部に軽度の痛みを感じていたが、長年続くものなので気に留めていなかったところ、一昨日の夕方に痛みが急激に増悪し、日常生活に支障を来たす程になった。数年前にも座位姿勢が保てない程の腰部痛が生じたことが有り、近医整形外科を受診しレントゲン検査を受けたものの異常無しと診断された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 女性
【主訴】ずっと何となく腰が痛かったが、一昨日の夕方から痛みが強くなってきて、着替えるのも辛い。寝返りやくしゃみで激痛が走る。
【既往歴】乳がん術後
【現病歴】以前より日常的に腰部に軽度の痛みを感じていたが、長年続くものなので気に留めていなかったところ、一昨日の夕方に痛みが急激に増悪し、日常生活に支障を来たす程になった。数年前にも座位姿勢が保てない程の腰部痛が生じたことが有り、近医整形外科を受診しレントゲン検査を受けたものの異常無しと診断された。
続きを読む【現症】腰部に安静時痛有り。施術前の腰部押圧深は約0.5cm。
【施術と結果】本症例は、軽度の腰部痛が長年に亘り継続した後に誘因無く痛みが増悪しており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、腰部周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、腰部を触察したところ腰部全体に強い筋緊張を確認した為、第3腰椎高位の腰部側面から緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部押圧深は約1cmと大きくなり、腰部の安静時痛は10から8(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部押圧深は約1.5cmと大きくなり、腰部の安静時痛は10から6(NRS改変)と小さくなった。
次に、安静時に最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ仙骨周辺を示した為、触察により第4腰椎高位の脊柱起立筋周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、腰部の安静時痛は10から4(NRS改変)と小さくなった。
腰痛は有って当たり前だと思っていたが、治るものだと知ることが出来て良かったとお喜びいただいた。