【患者】70代前半、女性
【既往歴】左股関節骨頭壊死症術後(2015年)
【主訴】手術の後から足の付け根のあたりが痛い。
【現病歴】2015年に左股関節周辺の痛みにて近医整形外科を受診し、左股関節骨頭壊死症との診断を受け、手術を受けた。その後から左大転子周辺に痛みが発生。整体やマッサージに通い、リハビリを継続していたが痛みに変化なく、知人の紹介にて当院受診された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半、女性
【既往歴】左股関節骨頭壊死症術後(2015年)
【主訴】手術の後から足の付け根のあたりが痛い。
【現病歴】2015年に左股関節周辺の痛みにて近医整形外科を受診し、左股関節骨頭壊死症との診断を受け、手術を受けた。その後から左大転子周辺に痛みが発生。整体やマッサージに通い、リハビリを継続していたが痛みに変化なく、知人の紹介にて当院受診された。
続きを読む【現症】安静時も左大転子周辺に痛みあり。日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、左股関節骨頭壊死症術後からの痛みを訴えており、痛みを訴えている部位が術創と一致していたため、手術により筋に癒着様の筋緊張が発生したことが痛みの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える術創周辺を緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から7(NRS改変)となった。
痛みに改善がみられたため、引き続き同部位を緩消法にて約10分弛緩したところ、癒着様の筋緊張は確認できなくなり、痛みが10から0(NRS改変)となった。
痛みは消失したが、大転子周辺の筋緊張は残存しており、大転子周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張によって発生すると考えられるため、残りの約20分は腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩した。
「10年近く耐えてきた痛みがすっと消えてとてもうれしい。」とお喜びの声を頂いた。