【患者】40代後半 女性
【主訴】約3か月前、階段から落ちて左足首を怪我した。左足首が硬くて正座をすると痛みがある。
【既往歴】―
【現病歴】約3か月前に階段から落下。左足関節を捻って転倒受傷。近医整形外科にて左足関節の不全骨折、靭帯損傷、アキレス腱炎との診断を受けた。受傷から約1か月後のMRI検査結果により回復が見られたため、週1回のリハビリを終了。日常生活上の歩行時痛は消失したが、正座動作で可動域制限と疼痛が残存。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半 女性
【主訴】約3か月前、階段から落ちて左足首を怪我した。左足首が硬くて正座をすると痛みがある。
【既往歴】―
【現病歴】約3か月前に階段から落下。左足関節を捻って転倒受傷。近医整形外科にて左足関節の不全骨折、靭帯損傷、アキレス腱炎との診断を受けた。受傷から約1か月後のMRI検査結果により回復が見られたため、週1回のリハビリを終了。日常生活上の歩行時痛は消失したが、正座動作で可動域制限と疼痛が残存。
続きを読む【現症】左足関節関節可動域(以下、ROM)は自動にて底屈約30°・背屈約15°。正座動作で左前距腓靭帯周辺に疼痛を認める。
【施術と結果】本症例は、受傷から約3か月経過しており、目視及び触察にて痛みを訴える部位の皮下出血や腫脹及び熱感が感じられないことから、左外果周辺の筋緊張による血行不良がROM制限及び疼痛の要因と考えた。
はじめに、左前距腓靭帯周辺の疼痛部位に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、正座動作での疼痛は10から2(NRS改変)と小さくなった。改善が見られたことから、引き続き同部位を触察したところ、筋硬結の様なしこりを確認した。同部位に緩消法を約2分施術ししこりの減少を確認した結果、左足関節ROMは自動にて底屈約45°・背屈約20°と大きくなり、日常生活上の足関節ROM制限は確認出来なくなった。また、正座動作での疼痛は10から0(NRS改変)と消失した。
残存していた疼痛が消失して正座が出来るようになり、大変喜んで頂けた。