【患者】10代後半 男性
【主訴】1週間前から右膝の内側が痛くてなってしまい走れなくなった。
【既往歴】-
【現病歴】高校入学と同時にラグビー部に入部、約2週間の練習と試合で運動量が増えた結果、右膝関節痛を発症。家族の紹介で当院に来院。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代後半 男性
【主訴】1週間前から右膝の内側が痛くてなってしまい走れなくなった。
【既往歴】-
【現病歴】高校入学と同時にラグビー部に入部、約2週間の練習と試合で運動量が増えた結果、右膝関節痛を発症。家族の紹介で当院に来院。
続きを読む【現症】右膝関節に安静時痛無し。走行時、正座時に右膝関節内側に痛みあり。
【施術と結果】本症例は1週間前から右膝関節内側に痛を訴えているが、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、右膝関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、右膝関節屈曲動作で最も痛みを感じる部位を示指で示してもらったところ、右膝蓋骨内側上端を示した為、直上の右上前腸骨棘周辺を触察して筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した結果、正座動作での痛みは10から3(NRS改変)と小さくなった。効果があった為更に約5分施術した結果、正座時の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
屋外にて走行時の痛みを確認してもらうと、痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。改めて、痛む部位を示してもらうと右膝内側関節裂隙を示したため同部位に対し約3分施術した結果、走行時の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
次に、下肢の筋緊張は腰部側面の筋緊張が原因であると考え触察したところ、腰部側面の押圧深は左右約3㎝であり筋緊張を確認した。右膝関節痛の再発防止には腰部の筋緊張を弛緩する必要があると説明し腰部の施術に移行した。約10分施術し押圧深は左右約3.5㎝となり本日の施術を終了した。
走れるようになったので大変喜ばれてお帰りになった。