【患者】20代後半 女性
【主訴】ふくらはぎをつってから痛みが消えない。
【既往歴】腰痛症
【現病歴】約3日前から特に誘因なく左下腿部に痛みが出現し、入浴時に温めたりマッサージをしたが症状が改善しないため当院へ来院する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代後半 女性
【主訴】ふくらはぎをつってから痛みが消えない。
【既往歴】腰痛症
【現病歴】約3日前から特に誘因なく左下腿部に痛みが出現し、入浴時に温めたりマッサージをしたが症状が改善しないため当院へ来院する。
続きを読む【現症】歩行時に左下腿部に痛みが出現した。可動域制限や安静時痛は確認できない。
【施術と結果】本症例は、左下腿部の歩行時痛を訴えており、目視及び触察により熱感や腫脹が確認できないことから、痛みの要因は左下腿部の筋緊張による血行不良であろうと考えた。触察により左下腿部の筋緊張を確認した。左下腿部の筋緊張の要因として腰部の筋緊張が考えられるため、腰部の筋弛緩を行うこととした。第4腰椎高位腰部正中から左外方へ約8cm周辺に筋緊張を確認し、同部位周辺に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。
その結果、左下腿部の歩行時痛が10から3(NRS改変)と小さくなった。症状の変化が確認出来たため、同部位周辺に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。その結果、左下腿部の歩行時痛が10から0(NRS改変)と消失した。
下腿部周辺の筋緊張の要因は腰部の筋緊張が考えられたため、再発予防を目的として腰部側面の筋緊張部位に施術を移行した。同部位周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約25分施術し筋弛緩を確認し、施術を終了した。
痛みが改善され、ほっとした様子で笑顔で帰路につかれた。