【患者】70代前半 女性
【主訴】3年程前、ジャズダンスをしていて右股関節を伸ばした状態で思い切り体重をかけたときに右股関節が痛くなり、それ以来10分も歩けば痛みが出てくるようになった。
【既往歴】盲腸術後
【現病歴】約3年前、ジャズダンスで右股関節伸展位で右股関節に荷重をかけた際、右股関節周辺に痛みが発生。以後、10分以上の歩行や速足で歩行した際に右股関節周辺に痛みが発生する。近医整形外科を受診するも異常無しと診断を受けた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 女性
【主訴】3年程前、ジャズダンスをしていて右股関節を伸ばした状態で思い切り体重をかけたときに右股関節が痛くなり、それ以来10分も歩けば痛みが出てくるようになった。
【既往歴】盲腸術後
【現病歴】約3年前、ジャズダンスで右股関節伸展位で右股関節に荷重をかけた際、右股関節周辺に痛みが発生。以後、10分以上の歩行や速足で歩行した際に右股関節周辺に痛みが発生する。近医整形外科を受診するも異常無しと診断を受けた。
続きを読む【現症】安静時痛は無し。椅坐位からの起立動作や、右股関節内外旋動作で右股関節に軽度の痛みが生じる。
【施術と結果】本症例は、ジャズダンスの際に生じた右股関節痛が約3年に亘り消長を繰り返しており、触察により腫脹や熱感が確認できないことから、右股関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、仰臥位にて右股関節周辺を触察したところ、右上前腸骨棘周辺に筋緊張を確認した為、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認。結果、右股関節内外旋動作で生じる右股関節周辺の痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。
次に、右股関節内外旋動作で最も痛みを感じる部位が右鼡径靱帯中央周辺に限定された為、同部位を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、右股関節内外旋動作で生じる右股関節周辺の痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。
この時点で施術台から起立した際には右股関節周辺の痛みは生じず、ご本人の希望も有り、残りの時間は再発防止の為腰部に緩消法を施術し終了した。
このまま治らないのかと不安になっていたが、治るものだとわかって安心したと笑顔でお帰りいただいた。