【患者】50代前半 女性
【主訴】右腕を動かしてて、何かの拍子で右肩が凄く痛い瞬間がある。
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前に誘因なく右肩関節周辺に強い痛みが発生。現在は強い痛みは軽減しているが、どの動作時か決まっていないが、強い痛みが出現する事がある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 女性
【主訴】右腕を動かしてて、何かの拍子で右肩が凄く痛い瞬間がある。
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前に誘因なく右肩関節周辺に強い痛みが発生。現在は強い痛みは軽減しているが、どの動作時か決まっていないが、強い痛みが出現する事がある。
続きを読む【現症】右肩関節可動域(以下、ROM)が自動で外転約140°で右肩関節周辺に痛みが出現する。
【施術と結果】本症例は、右肩ROMが自動で外転約140°で右肩関節周辺に痛みを訴えている事から、外転約140°時での右肩関節周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
初めに、外転約140°時に右肩関節周辺を触察したところ、右大円筋起始部周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、右肩ROMが自動で外転約140°で右肩関節周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMが自動で外転約160°と大きくなった。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、右肩ROMが自動で外転約160°で右肩関節周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、右肩ROMが自動で外転約170°と大きくなった。
次に、右大円筋起始部周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法を約15分施術し筋弛緩を確認した。結果、右肩ROMが自動で外転約170°で右肩関節周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、日常生活における右肩ROMに制限は確認出来なかった。
右肩関節を動かしながら「今のところどこに腕を動かしても右肩が痛くない。」と笑顔で喜びの報告を受けた。