【患者】40代前半 男性
【主訴】左眼の内側奥に痛みとは異なる違和感がある。頸部の凝り感。
【既往歴】ー
【現病歴】10日前頃から頸部の凝り感と共に左眼輪に違和感が発症するようになった。近医眼科を受診したが、異常は指摘されなかった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 男性
【主訴】左眼の内側奥に痛みとは異なる違和感がある。頸部の凝り感。
【既往歴】ー
【現病歴】10日前頃から頸部の凝り感と共に左眼輪に違和感が発症するようになった。近医眼科を受診したが、異常は指摘されなかった。
続きを読む【現症】左眼輪の目頭と目尻に違和感が強く、目頭の奥には何か硬いものが入っているような感じがする。
【施術と結果】本症例は、左眼周辺に違和感を訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことと、頸部に凝り感を訴えていることから、症状の要因は頸部及び左眼周辺の筋緊張による血行不良ではないかと推測した。
先ず、眼への血流に関わる、内・外頚動脈の血流に問題があるのではないかと考え、頚部左側の胸鎖乳突筋を触察し、筋緊張を確認した。緩消法を約30秒施し、筋弛緩を確認した結果、ご本人主観で目頭、目尻の違和感に変化は無いが、目が開きやすく、明るく感じると報告を受けた。症状の変化は確認できなかったが、更に左下顎角下縁まで緩消法を約5分施し、筋弛緩を確認した結果、目尻の違和感は無くなり、目頭の違和感も7割減と報告を受けた。
次に三叉神経の走行を踏まえ、左乳様突起周辺の筋緊張も関係しているのではないかと推測し触察すると乳様突起腹側の筋に筋緊張を確認した。緩消法を約2分施し、筋弛緩を確認した結果、目頭の違和感が消失したと報告を受けた。