【患者】70代前半 女性
【主訴】上を向くと首が痛い
【既往歴】子宮がん術後
【現病歴】編み物をしていて下を向いていることが多く段々と頸部から肩部に凝り感を覚え、3日前より上を向くことが辛くなってきた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 女性
【主訴】上を向くと首が痛い
【既往歴】子宮がん術後
【現病歴】編み物をしていて下を向いていることが多く段々と頸部から肩部に凝り感を覚え、3日前より上を向くことが辛くなってきた。
続きを読む【現症】頸部関節可動域(以下、ROM)自動、伸展約20°で右頸部に発痛。
【施術と結果】本症例は、頸部伸展時、頸部右側に痛みを訴えており、触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから、筋緊張による血行不良が痛みの要因と推測した。
先ず、痛みを訴える頚部右側を触察し、第4頸椎高位に筋緊張を確認した。緩消法を約30秒施し筋弛緩を確認した結果、頸部関節ROM、自動、伸展約45°となり、痛みは10から0(NRS改変)となったが発痛が第1胸椎棘突起より右側へ約3cmの部位に移行したと患者さんから報告を受けた。
その為、発痛部位を触察し筋緊張を確認し、緩消法を約1分施し筋弛緩を確認した結果、痛みは10から0(NRS改変)となり、頸部関節ROM、自動、伸展約60°となっても発痛は起こらなくなった。