【患者】40代前半 女性
【主訴】後頭部が痛くて上を向けない
【既往歴】ー
【現病歴】週3日テレワークをしている。3日前にテレワーク中に何気なく上を向こうとしたときに後頭部に発痛。現在も変化なし。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】後頭部が痛くて上を向けない
【既往歴】ー
【現病歴】週3日テレワークをしている。3日前にテレワーク中に何気なく上を向こうとしたときに後頭部に発痛。現在も変化なし。
続きを読む【現症】頸部関節可動域(以下、ROM)自動、伸展約15°で第2頸椎(以下、C2)高位に発痛。屈曲、側屈、回旋では発痛は無い。
【施術と結果】本症例は、頸部伸展時、C2高位の痛みを訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから、痛みの要因は筋緊張による血行不良と考えた。頸部関節の屈曲、側屈、回旋動作での発痛は無く、局所的な問題もあることを考慮して施術を行うこととした。
先ず、痛みを訴える部位周辺を触察すると上頸斜筋から第3頸椎高位の筋に筋緊張を確認した。その為、頚部関節伸展時に最初に発痛が起こる部位を指していただくと、C2棘突起より右側約5㎜の筋を示された。そこに緩消法を約30秒施し筋弛緩を確認した結果、C2右側の痛みは10から0(NRS改変)となり、痛みがC2棘突起より左側に移行した。その為、痛みを訴える部位を施術ごとに追い、確認しながら行って行くこととし、約4分緩消法を施し筋弛緩を確認していった結果、頚部関節ROM、自動、伸展約60°でも発痛はなくなった。