【患者】30代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】顎の辺りがずっと痛くて食事も辛い。
【現病歴】1年以上前から特に誘因なく顎関節周辺に痛みが発生するようになった。近医歯科・整形外科を受診するも、異常なしとの診断。半年ほど前からは常時痛みがあり、咀嚼時に痛みが強くなるため食事が辛い。たまたま会合で同席し、相談を受けた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】顎の辺りがずっと痛くて食事も辛い。
【現病歴】1年以上前から特に誘因なく顎関節周辺に痛みが発生するようになった。近医歯科・整形外科を受診するも、異常なしとの診断。半年ほど前からは常時痛みがあり、咀嚼時に痛みが強くなるため食事が辛い。たまたま会合で同席し、相談を受けた。
続きを読む【現症】安静時も右顎関節周辺に痛みあり。日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、半年以上続く顎関節痛であるが、目視及び触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、顎関節周辺の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える顎関節周辺を触察し筋緊張を確認。緩消法にて約30秒弛緩したところ、安静時の痛みが10から5(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約30秒弛緩したところ、安静時の痛みが10から0(NRS改変)となった。
会合中の施術であったため、顎関節周辺の筋緊張は腰部の筋緊張により誘発されることを説明し、終了となったが、「何もしなくても痛いと気になって仕方ないし、辛かった。相談して良かった。」と笑顔でご報告いただいた。
後日、「食事の時の痛みも全く気にならなくなった。今後も施術を継続したい。」とお喜びのご連絡があった。