【患者】30代後半 女性
【主訴】1ヵ月くらい前から右手の親指、人差し指、中指、薬指の4本に痺れを感じるようになった。最近は朝起きた時に右手に強張りを感じる。
【既往歴】子宮筋腫
【現病歴】約1ヵ月前に風邪で2~3日寝込み、回復して仕事に復帰した頃から右拇指から環指に痺れが生じた。ここ2~3日で症状は増悪し、起床時に右手指全体に強張りを感じるようになった。近医受診したが脳に異常は無く、手根管症候群と診断を受けた。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代後半 女性
【主訴】1ヵ月くらい前から右手の親指、人差し指、中指、薬指の4本に痺れを感じるようになった。最近は朝起きた時に右手に強張りを感じる。
【既往歴】子宮筋腫
【現病歴】約1ヵ月前に風邪で2~3日寝込み、回復して仕事に復帰した頃から右拇指から環指に痺れが生じた。ここ2~3日で症状は増悪し、起床時に右手指全体に強張りを感じるようになった。近医受診したが脳に異常は無く、手根管症候群と診断を受けた。
続きを読む【現症】安静時に右拇指から環指に痺れ有り。
【施術と結果】本症例は、誘因無く右拇指から環指に痺れが生じており、近医受診結果より脳に異常は無いとのことから、右上肢の筋緊張による血行不良が要因と考えた。
先ず、右前腕を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、右拇指から環指の痺れは主観により変化無しと報告を受けた。
改善が見られなかった為、次に右上腕内側周辺を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認。結果、主観により右環指の痺れは約2割減少したが、右拇指から中指の痺れは変化無しと報告を受けた。右環指の痺れに改善が見られた為、続けて同部位周辺の筋緊張部位に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、主観により右拇指から環指の痺れに変化無しと報告を受けた。
改善が見られなかった為、次に、右腋窩周辺を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、主観により右環指の痺れは約4割減少し、右拇指から中指の痺れは約3割減少したと報告を受けた。
右腋窩の筋緊張が緩和した為、次に、右鎖骨周辺を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認。結果、主観により右環指の痺れは約5割減少し、右拇指から中指の痺れは約4割減少したと報告を受けた。改善が見られた為、続けて同部位周辺の筋緊張部位に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認。結果、主観により右環指の痺れは約6割減少し、右拇指から中指の痺れは約5割減少したと報告を受けた。
まだ痺れは残るものの、痺れの原因が筋緊張によるものと分かり安心したとお喜びいただいた。翌週来院した際には、起床時の右手指の強張りは無くなり、右拇指から環指の痺れを全く感じない時間が少しずつ増えていると笑顔でご報告いただいた。