【患者】70代前半 男性
【主訴】歩く時に痛む
【既往歴】-
【現病歴】数日前のテニスプレー中に右股関節に痛みを感じた。その後、徐々に痛みが増して現在に至る。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代前半 男性
【主訴】歩く時に痛む
【既往歴】-
【現病歴】数日前のテニスプレー中に右股関節に痛みを感じた。その後、徐々に痛みが増して現在に至る。
続きを読む【現症】安静時痛は無し。立脚中期に荷重痛あり。右股関節可動域(以下、ROM)は自動で屈曲約80°で股関節前面に痛みあり。
【施術と結果】本症例は右股関節痛を訴えているが、目視にて皮下出血、腫脹、発赤は確認できないため痛みの要因は筋緊張によるものと考えた。
痛みの部位を示指で示してもらい触察にて確認したところ、恥骨結合から外方約2cmの範囲に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した結果、右股関節ROMは自動屈曲約90°と大きくなり、痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。痛みが変化したため引き続き、同部位に約15分行い筋弛緩を確認した結果、右股関節ROMは自動屈曲約100°と大きくなり、痛みは10から1(NRS改変)と小さくなった。
股関節周辺の筋緊張は腰部の筋緊張が原因だと説明し、再発防止のために腰部の施術を行う事にした。腰部側面への施術を20分行った結果、腰部側面の押圧深は約2cmから約3㎝となり本日の施術を終了した。
「あ~動かしても痛くない」と喜んでいただけた。